日本軽金属ホールディングス株式会社

ニュースリリース

2019/01/04
ニュースリリース

2019年 社長年頭挨拶(要約)


平成31年1月4日
日本軽金属ホールディングス株式会社
代表取締役社長 岡本 一郎

社長年頭挨拶 (要約)

 

ご安全に。皆さん、あけましておめでとうございます。
「安全がすべてに優先する」。本年もこの言葉から始めます。私は、共に働く人たちが毎日怪我なく、日々の仕事にやりがいを感じてくれることが企業活動の原点と信じているからこそ、この言葉を言い続けます。「小さなことを大切にする」という安全の基本に立ちもどり、それぞれが自ら働く場所を完全0災職場に作り上げていってください。「安全はすべてに優先する」 この言葉を胸に、本年も私たちを取り巻く人々、世界の人たちを幸せにしていきましょう。

私たち日本軽金属グループは、2016年に策定した中期経営計画の最終年として、目標に向け、ひたすら前進を続けており、3年前に標榜した通年経常利益目標310億円も手が届くところに来ています。会社の財務健全性を評価する外部格付け機関からの評価も改善し、少しずつではありますが、外部の人たちにも私たちの変化が見えてきているように感じます。これからも、決して満足はせず、あくまでも成長を目指していきましょう。
「成長」とは単純な量的拡大を目指すのではなく、「知」の力を最大限に使った新しい商品、新しいビジネスモデルを世の中に連綿と問い続けることだと考えています。私たちの創り出す商品は、頭の中で考えたいわゆる「ひとりよがりの価値」ではなく、「お客様の価値」でなければなりません。「価値」というものは、資材購入・設計・生産・物流・施工・サービスなど複数の部門、また部門間を跨る複数の製造工程の地道な活動の総和から生み出され、最終的にお客様の手に届いた時点で、商品としての総合評価をお客様からいただくものです。それぞれの部門が自己最適化を図るのではなく、「創って-作って-売る」全体最適を図ることによりはじめて、「お客様にとっての価値」として凝縮されていくのです。ここに、私たちのチーム力が大きく問われる所以があります。
当社グループの「チームとしての強み」をフル活用し、お客様の「新しい価値」を創造するという活動を通じて、事業領域を広げていく努力が、成長へとつながっていきます。今まで売ったことがないもの、作ったことがないものを常に創り出していく努力を続けるということは、「異次元の素材メーカー」にとって宿命であることは言わずもがなです。この道は決して楽な道ではなく、茨の道かもしれません。しかし、前を向き、積極果敢に攻めていきましょう。

本年2019年は、日本軽金属が1939年に創立して、ちょうど80周年目にあたります。昨年熟慮の末、本社を天王洲アイルから新橋に移転することに決めました。グループのコミュニケーション、コラボレーションの更なる円滑化を図り、お客様にとっての新しい価値を創造し続ける企業グループとなるため、「新しい革袋が必要」と考えたからです。
のちに知ったことですが、驚いたことに、実は、移転先の新橋の土地が、80年前に日本軽金属が産声を上げた場所だったのです。今までの80年にわたる先輩方の努力に思いを馳せながら、新しい未来をスタートさせましょう。
私たちの進む道は、今までの素材メーカーが歩んできた道ではないかもしれません。しかし、これが日本軽金属グループにとって、最も適した道であることを信じましょう。そして、私たちの後ろに道ができることを。
皆さん、本年も「チーム日軽金として、異次元の素材メーカーへ」大きなベクトルのもと、一歩一歩着実に成長を遂げていきましょう。ご安全に。


以 上

 

印刷用PDF

2019年 社長年頭挨拶(要約) (PDF)

 

  

本件に関するお問い合わせ:  日本軽金属ホールディングス株式会社 企画統括室 広報・IR担当