日本軽金属ホールディングス株式会社

ニュースリリース

2018/01/04
ニュースリリース

2018年 社長年頭挨拶(要約)


平成30年1月4日
日本軽金属ホールディングス株式会社
代表取締役社長 岡本 一郎

社長年頭挨拶 (要約)

 

ご安全に。あけましておめでとうございます。
私は毎年の年頭挨拶を「安全がすべてに優先する」という言葉から始めています。しかし、日本軽金属グループの安全成績は決して褒められたレベルにはなく、私たち一人ひとりの自覚や活動がまだ不十分であることは明らかです。今年も「安全はすべてに優先する」をスローガンに、より良い職場を作っていきましょう。

2017年も世界中で色々なことがありましたが、私たち日本軽金属グループは、2016年度から始まる中期経営計画の二年目として、確固たる成果を出してきました。2017年度通年の経常利益目標280億円は十分射程圏内に入っていると考えます。振り返りますと、東日本大震災の影響で2012年度の経常利益は落ち込んだものの、それ以降、順調に利益を伸ばし続けることができています。また、今年は中期経営計画の最終年として、計画で打ち上げた年度310億円の経常利益達成を目指すことになります。現在の業績は先輩の皆様のご苦労、努力の賜物です。未来の業績に対する私たちの責任を感じながら、壁を一つひとつ打ち破っていきたいと思います。未来は来るものではなく、自ら創るものです。

私たちのビジネスを取り巻く環境は決して良いとは言えませんが、私たち日本軽金属グループは、あくまでも成長戦略を取ります。現状に満足することなく、挑戦者の立場で、お客様にとっての新しい価値を創造し続ける企業グループとして、成長を目指します。
そのために私たちは、私たちのお客様にとって、常に最高の価値を生み出す集団であらねばなりません。「日本軽金属グループと一緒に仕事がしたい」とお客様に心底感じていただけなくてはなりません。
「価値」というと短絡的に「技術優位性」や「価格優位性」を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、複雑に発展を遂げた現在、お客様の考えておられる「価値」はそんなに単純なものでしょうか? 納期やサービスは言うに及ばず、会社や商品に対する信頼感、働く人一人ひとりの目の輝き、前向きさ、責任感などもお客様の価値のものさしで測られているのではないでしょうか?
「お客様は何をなさろうとしているのか、何にお困りなのか」私たちの考える価値を押し売りするのではなく、お客様との距離を縮め、あるいはお客様の立場に立ち、想像力を発揮し、私たちの取るべき戦略・戦術を決めていきましょう。夢や目標を大きく持ち、実践は足元の一歩に注意を払い、着実に歩を進めていきたいと思います。
お客様の感じる「価値」と日本軽金属グループの「強み」とが交差するところ、またはお互いの延長線上に、私たちの新しいビジネス展開、成長の素があるはずです。

私たちには、横串活動で培ってきたグループの一体感、プロジェクト単位で俊敏に協働できるフレキシブルな事業部門があります。私たちには、「創って-作って-売る」、すなわち、営業・生産・開発が一体となってビジネスユニットがあります。私たちには、商品別損益管理という方法を使ってPDCAを回せる仕組みがあります。私たちには、長い間NPS活動によって研ぎ澄まされた現場、営業・物流まで含めた広範な在庫管理・生産システムがあります。そして、何にも増して、数々の修羅場を共にくぐり抜けてきた「皆さん」というかけがえのない人財が育っています。
私たちの進む道は、今までの素材メーカーが歩んできた道ではないのかもしれません。しかし、信じましょう。これが日本軽金属グループにとって、最も適した道であることを。そして、私たちの後ろに道ができることを。

本年も「チーム日軽金として、異次元の素材メーカーへ」大きなベクトルのもと、一歩一歩着実に成長を遂げていきましょう。ご安全に。


以 上

  

本件に関するお問い合わせ:  日本軽金属ホールディングス株式会社 企画統括室 広報・IR担当