日本軽金属ホールディングス株式会社

ニュースリリース

2014/04/01
ニュースリリース

平成26年度入社式 社長メッセージ


平成26年4月1日
日本軽金属ホールディングス株式会社

平成26年度入社式 社長メッセージ

 

 

皆さんご安全に


入社おめでとうございます。毎年フレッシュな人達を迎えることは大変嬉しいことです。この人達がまた会社の古い殻を打ち破り変化していく核になってくれるだろうと大きな期待を持っています。


日本は昨年国会におけるねじれがようやく解消し、物事を決めることのできる政権が誕生しました。これにより停滞していた東北の復興や福島原発の処理、電力問題対応も進んでいくと思います。そしてアベノミクスがスタートし、東京オリンピックも決まりました。第三の矢成長戦略では、TPPの成立が待たれますが、日本の企業全てが国に頼るだけでなく、新しい商品開発を行い、事業を起こし、輸出を伸ばし、デフレを退治して強い日本を復活させるために努力をしています。皆さんもこの大きな変革の中に飛び込み、自分を鍛えながらその一員として貢献し、日本がどのように変化していくかしっかり体験していただきたいと思います。


ここ数年あまり経験したことのないような大きな事件が起き、それにより企業業績も大きな影響を受けました。その中で私が感じてきたことは、日本人の復活力です。当社もその都度色々変化しながら復活してきました。当社の経営で一番大切にしているのは、営業・開発・製造を一体化し「創って・作って・売る」チームによるマーケットインでの損益管理です。この経営思想の実践が、「全員が自分の仕事に責任と誇りを持ち、伸び伸びと自分の力を発揮できる職場づくりをしていく」に繋がり、この仕組みの中で育った人達が当社の回復力の源になっていると思います。皆さんもこの思想をしっかり実践して下さい。


私達はこの数年積極的に中国や東南アジアに進出してきました。初めから成功した事業や苦戦している事業と様々ですが、ボーダーレスの時代には日本だけで事業を行っていることはできません。国内で強い事業を作り、そして望まれるものについては積極的に海外へも展開していきます。


皆さんも今まで蓄えてきた知識を基に新しい能力を身に付け活躍の場を広く求めていっていただきたいと考えます。今まで学んできたことは狭い範囲の基礎知識です。今後はそれが無限の範囲に広がります。果敢に挑戦して下さい。


昨日74年間続けてきたアルミ製錬の火を落としました。会社創業の事業ではありますが、オイルショックによる電力費の高騰以後縮小を続けてきていました。設備の老朽化も進みこれ以上の運転は難しいと判断し、事業終了を決断しました。これも企業の形を変えて次の事業へチャレンジしていく一歩と考えています。


今年は日本軽金属と日軽金ACTの合同入社式と致しましたが、今後はグループ全体の入社式へ広げていきたいと考えています。日軽金グループの同期入社の仲間との仕事の連携および人間としての繋がりを大切にし、身体と心を鍛えながら、一緒に成長していってくれることを切に願っています。


これで入社式の私の挨拶とさせていただきます。

 

以 上

 

  

本件に関するお問い合わせ:  日本軽金属株式会社 広報室  TEL:03-5461-9333