品質マネジメントシステム

品質保証・管理活動の方針

日軽金グループは、品質方針に基づき、品質保証・管理活動を推進しています。また、特に重要な項目については運営方針を定め、積極的に取り組んでいます。

品質方針

特長ある製品とサービスを確実な品質および安全性とともに提供することにより、お客さまの信頼を確保する

運営方針

1.顧客満足度の向上により、さらなる事業展開に貢献する
2.新規製品の品質・安全性を確保し、新規分野への展開を図る
3.法令遵守、品質リスク管理の強化により社会的信用を確立する

 確実な品質と安全性を確保するための体制

日軽金グループは、品質方針に基づき、品質保証・管理活動を推進しています。また、日軽金グループの品質活動を強化するために、日本軽金属ホールディングス㈱社長直轄の「製品安全・品質保証統括室」を設置しています。

品質保証・安全性確保のための組織体制

品質保証・安全性確保のための組織体制

DRと審査会議

日軽金グループでは、研究開発、試作、事業化に至る各段階において、DR(デザイン・レビュー)を行い、お客さまからの要求事項の適合性、設計・開発上の問題の検証など様々な角度から精査しています。
また、新規製品・新規事業はとりわけ大きな品質問題を引き起こすリスクが潜んでいるとの基本認識のもと、その発売、実施にあたっては、安全性、法令遵守、品質管理の実効性などの確認を目的とした審査会議の実施を義務づけるなど、厳格な検証を心がけています。 

品質診断と法令遵守

日本軽金属ホールディングス(株)製品安全・品質保証統括室は、2012年度に海外拠点を含む30社52事業所に対し、品質診断を行いました。
2012年度は製品・サービスの提供において、法令違反はありませんでした。  

 

製造現場での品質向上活動(NPS)

日軽金グループでは、各社の業態や製品に最適な品質向上活動を行っています。QC活動、小集団活動、NPS、改善提案制度など、さまざまなアプローチを製造現場で行い、品質管理水準の向上を図っています。ここでは、人財育成に貢献しているNPS活動について紹介します。

NPS活動を通した人財育成

NPS活動(New Production System)とは「経営効率の向上」と「人財育成」によって、最も効率よくモノをつくり、マネジメントしていく活動です。一般的な改善活動と違い、コスト改善や品質向上だけに留まらず、それらを担う人財の育成にも重点を置いた活動が特長です。日軽金グループでは、担当役員を置き、グループ全体で取り組んでいます。
「NPSトレーナー教育」は、さまざまな分野の人が一つの現場に集まり、1週間かけて生産ライン改善を行うプログラムです。設計、営業、製造、品質保証など、違った立場の人たちとの議論を通じて、自らのレベル向上を図ることができます。
こうした教育は、グループ各社で行われており、プログラムを修了したトレーナーは、各職場の自主研究会などで活躍しています。この活動は1984年から始まり、これまでに741名がトレーナーとなりました。

活動風景

 

お客さまの声

大型マスト材製作時に、NPS改善でマスキングなしでの後皮膜(アルミ表面処理のこと)でのリードタイム短縮(作業に移るまでの準備時間の短縮)を実践し、コストダウンと、納期短縮をはかっていただき助かっています。(大手精密機器メーカーS社)

NPS活動でコストダウンにつなげていただき感謝しています。工場ラインの景色が変わりました。(㈱住軽日軽エンジニアリング 高堂 治様)