CSR調達

CSRに配慮した調達

日軽金グループは、お取引先とともに、法令遵守、人権尊重、環境保全、製品・サービスの安全性等、CSRに配慮した調達活動を推進しています。

公平・公正な調達

日軽金グループは品質、価格、納期、安定供給、サービスすべてに優れたグローバルな競争力をもち、かつCSRの理念を共有できるお取引先を、日本国内はもとより広く世界から求めています。
また、自由な競争によって公平に選定したすべてのお取引先と常に対等な立場での取引に留意し、互恵的パートナーシップの構築と深化に努めています。新しいお取引先に対しても常に門戸を開放し、必要な情報の提示に努力しています。

反社会的勢力の排除

 日軽金グループは、反社会的勢力との取引は行いません。

調達コンプライアンス

日軽金グループでは、各種法令・規範に則った調達を行っています。
さらに、本方針を徹底するため、グループ内の関連部門に対して、関連法規の研修や講習会を随時実施するなど、調達コンプライアンスの啓発に努めています。

含有化学物質管理

日軽金グループは、お取引先のご協力のもと、含有化学物質の管理に取り組んでいます。

日軽金グループの含有化学物質の「管理方針」

①化審法※1を始めとする国内法令・規制を遵守する
②RoHS指令※2、REACH規則※3などを考慮し、製品含有化学物質を管理する

「管理方針」への取組み

(1)製品含有化学物質の管理基準を明確にする
(2)設計・開発の段階から製品含有化学物質に配慮する
(3)調達品の製品含有化学物質を管理する
(4)製品含有化学物質の観点から製造工程(外注を含む)を管理する
(5)製品含有化学物質の観点から4M※4変更を管理する
(6)自社製品の含有化学物質情報を提供する

※1 化審法   :「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の略称
※2 RoHS指令:「電気・電子機器の特定有害物質使用禁止(RoHS:Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment)指令」の略称
※3 REACH規則  :「化学物質の登録、評価、認可及び制限(Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals)」の略称
※4 4M   :機械加工における4つの要素「Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法)」のこと

紛争鉱物問題への対応について

日軽金グループは、コンゴ民主共和国やその周辺諸国で採掘されるスズ、タンタル、タングステン、金の4鉱物(3TG)およびそれらを使用した製品を使用しません。
この方針を徹底するため、お取引先のご協力のもと、調達材料、製品に含まれる3TGの原産国を確認し、必要に応じて開示します。

お取引先の声

日本軽金属(株)のCSR調達について

磐城産業株式会社
代表取締役社長
蒲田 哲也様
磐城産業株式会社 代表取締役社長 蒲田 哲也様

昨今、メーカーさんとのお取引の中でCSR調達という言葉をよく聞くようになりました。CSR調達というと、我々サプライヤーは、やれトレサビリティだ、調査だと、身構えてしまいがちです。しかし、日本軽金属(株)では、CSR調達を、調達に携わる者として、当然わきまえていなければならない「公平・公正な取引」「自由競争」「門戸開放」「法令遵守」といった商売の原点を、自分たちが忘れていないか、逸脱していないか、と常に自問自答することでCSR調達の理念を、私たちサプライヤーと共有しようとしているように見受けられます。こうした姿勢は私たちサプライヤーに、CSR調達とは何も難しいことではないのだ、商売の原点に立ち返ることがCSR調達の理念に通じるのだ、ということを思い起こさせてくれます。今後も日本軽金属(株)には、CSR調達の理念を実践していただき、我々サプライヤーと互恵的パートナーシップを維持していただけることを期待しています。

ご意見をいただいて

貴重なご意見をいただきありがとうございました。私たちは常に商売の原点に立ち返って、お客さま、お取引先、社会に対する責任を果たすことが大切であると考えています。また従業員一同がそうした理念をよく知り、法令遵守はもとより、CSR調達に日頃から努めていきます。今後もCSR調達の理解を深めながら、私たちの姿勢が振れないようにしていきますので、ご意見・ご指導をよろしくお願いします。

日本軽金属(株)
執行役員資材・物流部長
網村 英城
日本軽金属(株) 執行役員資材・物流部長 網村 英城

お取引先インタビュー

日榮薬品興業株式会社 代表取締役社長
三奈木 俊明 様
日榮薬品興業株式会社 代表取締役社長 三奈木 俊明 様

日軽金グループのCSR 調達について、ご意見を伺いました。

Q1:納入において配慮いただいている点をお聞かせください。
A1:私たちは化学品を取り扱っている関係で、メーカーや物流会社へ来訪して直接取扱いに関する注意をお願いしています。
Q2:御社の社員教育についてお聞かせください。
A2:パートナーとして選ばれるために、マナーも含めて社員教育も積極的に行っています。危険物、毒劇物など商品として取り扱うにあたって、会社から補助を出して社員の資格取得をバックアップしています。
Q3:CSRについて当社への評価をお聞かせください。
A3:CSR調達の発展のために、ユーザー、サプライヤーの相互信頼関係を大切にしている姿勢が、担当者の皆さまから感じられます。

インタビューを終えて
お取引先のご協力、ご支援があって初めて私たちがCSR調達を実践できるのだと改めて感じました。今後もCSR調達の推進に努めていきます。

インタビューの様子 お取引先の皆さま

グループ調達担当者会議を通じた啓蒙活動

日軽金グループでは、毎年グループ各社の購買担当者を対象にグループ調達担当者会議を実施し、CSR調達方針や理念の共有を図っています。
会議では下請法勉強会も行っています。基礎的な内容の説明や事例研究などを行い、グループ各社の人財育成に取り組んでいます。
また、原材料やアルミ地金の市況動向なども会議で報告し、グループのマーケットリスク低減を図っています。

会議の様子 下請法勉強会資料

お取引先との相互の啓発

日本軽金属㈱蒲原製造所では、協力会社の皆さんにお集まりいただき、毎年1回勉強を兼ねた説明会を開催しています。説明会では、調達に関する情報交換だけでなく、搬入や工事における労働災害撲滅のための安全に関する意見交換も行っています。
同様の活動は、グループ会社においても行われており、お取引先と相互に啓発を図っています。

協力会での懇談 協力会の会長ご挨拶