日本軽金属ホールディングス株式会社

ニュースリリース

2017/01/04
ニュースリリース

2017年 社長年頭挨拶(要約)


平成29年1月4日
日本軽金属ホールディングス株式会社
代表取締役社長 岡本 一郎

社長年頭挨拶 (要約)

 

 

ご安全に。皆さん、あけましておめでとうございます。

年頭の挨拶にあたり、まず、安全に関する話からはじめます。「安全はすべてに優先する」というのは言い古された言葉ですが、この言葉の重みを常に体に感じ、日々の活動を行っていただきたいと思います。一切の妥協を許さない安全に対する厳しさは、共に働く仲間に対する本当の意味での優しさです。職場における私たちの目標は、完全ゼロ災の達成。それ以外にはありません。

2016年も世界ではいろいろなことがありました。日本軽金属グループも先行きの見えない世界の動きと無関係ではありません。しかし、原油安に代表される追い風等もあり、上半期業績は収益面で予算を達成しました。中期経営計画の1年目として2016年度は順調に滑り出すことができたと考えています。楽観視は決して許されませんが、通年の経常利益250億円という予算達成も見えてきました。また、昨年12月には、日本軽金属株式会社が上場していた頃を含め24年ぶりに中間配当を実施することができました。私たちは、私たちの信じて進んできた道に、大いに自信を持っていいと思います。

近年の自動車アルミ化による軽量化の流れを軸に、世界のアルミ企業は挙って大量生産大量消費という規模の経営に進みつつあります。しかし、私たちはこの流れに決して与しません。「戦略とは違いを作ること」と言われています。私は、私たちの持っている独自の価値とは何かを徹底的に考え、それをベースに事業を推進していくことが、企業グループとして成功し続ける最も近い道だと考えています。もちろん世の中の流れを軽視していいものではありませんが、私たちの強みが存在しないところで競争しても勝てる道理がありません。「世の中はどう流れているのか」「それに伴って、私たちのお客様はどのようになさりたいのか」「このお客様のお考えに対し、私たちはどのような強みを発揮することができるのか」「この流れと強みをベースに、私たちはどう行動すればいいのか」を徹底的に、しかもきめ細やかに、考え、考えぬき、私たちの歩むべき道を決めていきましょう。

「考え、行動する人」という意味で、私たち日本軽金属グループは「人財の宝庫」と言えると思います。それぞれが考え、フランクに議論を交わし、腹落ちし、一つにまとまり、そして力を合わせ推進する、そんな強さを実証してきたのがここ数年の私たちの姿だったのではないでしょうか。この「チーム戦を共に戦える人財」こそ、私たち日本軽金属グループが横串活動や「創って-作って-売る」の実践で長年営々と培ってきた、大きな「強み」の一つなのです。この「人財」があるからこそ、何を始めるかわからない、まるで玉手箱のような素材メーカーとして、日本軽金属グループの魅力が十分に発揮できるように思います。私たちは、私たちらしく、アルミをベースとした素材総合メーカーとしての強みを深く探求し、そして徹底的に生かしていきましょう。

成長なくして企業は世の中に存在し続けることを許されません。現在の小さな、一時的な成功に決して満足してはならないのです。中期経営計画の中で、積極的な投資を行い成長を促進することを謳っていますが、単にお金をばらまくだけで、業績があがったり新しい商品やビジネスが簡単に創り出せたりするとはとても考えられません。そこには緻密に考え抜かれた計画と熱き心を持ったチームの存在が不可欠です。未来の予測などそう当たった例はありません。未来は私たちが切り拓くものと割り切り、「小さく生んで大きく育てる」「マーケットプル」を大原則として、失敗を恐れずに日本軽金属グループの成長と発展に向け挑戦していきたいと思います。

皆さん、本年も「チーム日軽金として、異次元の素材メーカーへ」ともにワクワクするグループを作っていきましょう。ご安全に。 


以 上

  

本件に関するお問い合わせ:  日本軽金属ホールディングス株式会社 企画統括室 広報・IR担当  TEL:03-5461-9333