ノンフロン
フロンを使わない製造方法の開発
ノンフロンパネルの開発・生産で、地球温暖化ガスの排出削減に努めています。
施工されたノンフロンパネル(低温物流倉庫)
パネルの生産とフロン
日軽パネルシステム㈱では、冷凍冷蔵庫・クリーンルーム向け断熱パネルを生産しています。断熱パネルは、農業・漁業向けの冷凍冷蔵庫をはじめとして、食品加工場、流通倉庫、厨房など、食品の流通に広く使用されています。また、クリーンルーム用パネルとしては、半導体、液晶パネル、精密機械製造などに欠かせないクリーンな環境を提供しています。
断熱パネル製品の生産には、過去にフロンを使用していた時期がありましたが、1988年より代替フロンへの切り替えが開始され、現在その製品が主流となっています。
日軽パネルシステム㈱では、国内の断熱パネルのトップメーカーとして、オゾン層破壊防止・地球温暖化防止の両面に寄与する環境配慮型製品の開発を推進し、「シクロペンタン」を発泡剤として使ったノンフロンパネルの開発に成功し、同社下関工場で生産を行っています。
環境への影響
下関工場で生産する製品がノンフロンパネルに切り替わったことによる地球温暖化ガスの排出削減効果は、二酸化炭素換算で年間約 53,000㌧(※日軽パネルシステム㈱調べ)になります。これは、約 4,820㌶(東京ドームおよそ1,000個分)の森林が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当します。
ノンフロンパネルの生産ライン