日本軽金属ホールディングス株式会社

省エネルギー

N700系新幹線用構造形材
鉄道車両の構体用アルミ合金押出形材で環境性と快適性を両立した新幹線の実現に貢献しました。

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N700系新幹線

新幹線を支える構体用アルミ合金押出形材

軽量で耐食性に優れたアルミ合金は、「鉄道車両」の技術的な発展を様々な場面で支えています。日軽金アクト㈱では、1991年に大型押出機を導入して以降、お客さまである車両メーカーとともに鉄道車両の軽量化(=アルミ化)に取り組んできました。
最近のアルミ鉄道車両ではダブルスキン構造※が主流です。構体用アルミ合金押出形材を用いたダブルスキン構造は、

  • 車体のたわみが少ない
  • 柱が不要となるため広い客室が実現出来る
  • 高い遮音性

といった優れた特長を持っており、快適な新幹線の実現に貢献しています。
長く培われ、磨かれて来た新幹線技術の集大成が「N700系新幹線」です。従来の車両と比較して、より優れた環境性能を満たした上で、最速と省エネルギーを両立させた車両となっています。
鉄道車両構体用アルミ合金押出形材の国内トップメーカーである日軽金アクト㈱の技術は「N700 系新幹線」でも、その多くの場面で機能的に活用されています。

※ダブルスキン構造:中空押出形材で構成された車体の外側と内側に2枚の皮を持つ車体構造のこと

鉄道車両のオールアルミ化へ

鉄道は他の輸送手段と比較して、CO2 排出量が少ない等の理由から、地球環境にやさしい輸送手段であると言われており、その地位を相対的に高めています。
日軽金アクト㈱では、更なる省エネルギー化を実現するために独自の差別化技術を使って新幹線以外でも鉄道車両のオールアルミ化を目指しています。