アルソルメガ
再生可能エネルギーのミライをつくる
軽量で設置作業性のよいアルミ製架台「アルソルメガ®」で、さまざまな場所にソーラーパネルを設置し、太陽光発電の普及に貢献します。
アルミ製架台「アルソルメガ®」
太陽光発電の可能性を拡げる
太陽光発電は、再生可能エネルギーとして注目され、急速に普及しています。その半面、発電コストが高く、出力が不安定であるなどの問題があり、技術革新が必要だと言われています。
日軽金グループは、さまざまな太陽光発電関連製品を通じて、この課題の解決に貢献しています。アルミインキ「アルソーラー®」(東洋アルミニウム㈱)が発電効率を上げてランニングコストを低減し、太陽電池を保護するバックシート「トーヤルソーラー®」(東洋アルミニウム㈱)や太陽電池を支えるアルミ製架台「アルソルメガ®」(グループ7 社※の共同開発製品)が、発電装置を長寿命化し、トータルコストを引き下げます。
特に、「アルソルメガ®」は鉄製架台の1/3という超軽量化により、現場での組立作業を軽減し、輸送コストを下げました。また、半完成品での出荷が可能なことにより、工事期間や作業負担が従来の半分となりました。さらに、耐食性が高い製品のため、メンテナンスが容易となり、かつ長寿命化によって、トータルコストの削減を達成しました。
そして、この開発により得られた設置作業性の向上は、ソーラー架台設置場所の選択肢を大きく広げました。
※グループ7社: | ㈱エヌ・エル・エム・エカル、㈱住軽日軽エンジニアリング、日軽金アクト㈱、日軽形材㈱、日軽産業㈱、理研軽金属工業㈱、日本軽金属㈱ |
平地を飛び出す「アルソルメガ®」数多くのソーラーパネルを並べるメガソーラーには、広い土地が必要です。しかし、国土の約7割が森林の日本では、条件の良い平らな土地は少なく、低・未利用の土地への展開が課題です。超軽量な「アルソルメガ®」は、建設重機が入れずに、今まで設置が困難だった山の斜面のような起伏のある土地でも、設置が可能になりました。 |
ミライへの想い
太陽光発電は、コスト削減を進めることで、コストと設置効率のバランスがとれた分散型エネルギーとして、重要な役割を果たすと言われています。
日軽金グループは、「アルソルメガ®」の知見を活かし、屋上、駐車場、多雪地域、農地といった低・未利用のスペースへの設置に取り組み、エネルギーの地産地消社会の実現に貢献していきます。
さらに、グループに蓄積した技術・ノウハウで、水力発電、風力発電、波力・潮力発電、地熱発電、燃料電池といった、さまざまな再生可能エネルギー分野におけるアルミ製品の新規開発に、これからも挑戦し続けていきます。
製品を通じてエネルギー 問題解決の一端を担う |
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日本軽金属㈱ グループ技術センター 解析・設計グループ 長尾 隆史 |
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「アルソルメガ®」は、エネルギー問題という社会の重要課題に対して、日軽金グループ全体で取り組んだ製品です。傾斜タイプは、さまざまな設置場所の状況に応じて、現場において三次元で角度を調節することが必要です。このしくみを開発することに苦労しました。 | ||||
今後も、アルミニウムの特性を活かして、エネルギー問題を解決できる製品開発を進めていきます。 | ||||