日本軽金属ホールディングス株式会社

ニュースリリース

2021/04/01 (p2021040101.pdf)
ニュースリリース

2021年度入社式 社長メッセージ

2021年4月1日
日本軽金属ホールディングス株式会社

 

2021年度入社式 社長メッセージ


 日本軽金属グループへ入社、おめでとうございます。新しい仲間として皆さんを迎え、大変うれしく思います。皆さんも、社会人として新しい世界へ、小さな不安と、そして大きな期待を胸に、この場に集まってくれていると思います。

 皆さんにとって、いままでの 「学生」 というインプットの期間からアウトプットに転じる、その大切な分水嶺がこの入社式という儀式です。決意のこもった皆さん一人ひとりの顔を見て、本当に頼もしく、そしてまぶしく感じます。

 皆さんを迎えるにあたり、私から三つのことをお願いします。

 まず一つ目に、自分がこの場にいる 「幸せ」 と、この場を与えてくださった方々への 「感謝」 の気持ちを感じていただきたい。人間は一人で大きくなることも、一人で仕事を成し遂げることもできません。必ず誰かのお世話になり、誰かの助けを借りて生きていくのです。それはご両親、兄弟、親戚、友達、先生、地域の人たち、あるいはお医者様かもしれません。たくさんの人のお蔭をもって、この場に立たせてもらっているということ、そして、この節目に、これまでの自分を取り巻く人々への 「感謝」 の気持ちを謙虚に、強く、もってもらいたいのです。

 二つ目は、会社とは皆さんにとって何であるか、しっかり考えていただきたい。会社はただ単に給料をもらう場ではなく、皆さんの人生にとって有意義な場でなければなりません。これから長い社会人生活の中で、自分の生きざまをしるしていく場、やりがいを感じる場を日本軽金属グループに求めてください。私たちも、それをしっかり受け止め、ともに成長していこう、と考えています。

 三つ目は、仕事についてすべてのことを貪欲に学びとってもらいたい。茶道には 「守破離」 という言葉があります。すなわち、まず、ノウ・ハウからスタートし、ノウ・ホワイに辿り着く。つぎに、それが何のためにあるのかを徹底的に考え尽くし、自分に合うやり方へ工夫する。そのうえで、やがては既存の形を離れ、自分のオリジナルへと進化させていくことができるようになる。この過程の中で、皆さんの心に、社会人としてしっかりとした芯棒が宿っていきます。自ら見つけた 「仕事に対するやりがい」 は、生涯皆さんにとっての大きな価値となるでしょう。

 昨年度は新型コロナウイルスが全世界で蔓延し、人々の生活に大きな影響を及ぼしました。皆さんの学生生活最後の年も、想像していたものとはかなり違ったのではないでしょうか。しかし、私たちの思い通りに世の中が動くことなどまずありません。自分にコントロールのできない環境を嘆くことは簡単です。厳しい環境を受け入れ、自分を成長させるため挑戦を続けることが 「生きる」 ということです。「疾風に勁草を知る」 ということわざのとおり、人間の価値は困難に直面したときに初めてわかります。決して他責、すなわち、他人や環境の責任にせず、自分で自分の人生を逞しく切り開いていく。自分自身が主体者として関わり、前向きに変わり続ける。日本軽金属グループはそんな皆さんと一緒に成長していきたいと思います。

 世界経済が大きく停滞を強いられる環境下においても、日本軽金属グループは昨年度もかなり健闘しました。これは何にも増して、ともに働いてくれている人、一人ひとりのやる気、責任感、バイタリティやチームとしての強みがビジネス活動の至る所で遺憾なく発揮できたからです。私たち、日本軽金属グループでは 「じんざい」 という言葉を、「人は材料」 と書くのではなく、必ず 「人は財産」 と表します。それは、「企業は人である」 と強く信じるからです。そして、個性を持った一人ひとりがチームとしてうまく融合し、力を最大限に発揮できる場が会社という一つの塊であると考えるからです。

 今日ここに 「現地現物現実、常に当事者意識を持ち、未来への扉を開いていく人財」 として、皆さんの入社を心から歓迎します。

 「チーム日軽金として異次元の素材メーカーへ」 ともに新しい日本軽金属グループを作っていきましょう。ご安全に。


以 上

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本件に関するお問い合わせ: 日本軽金属株式会社 広報室 (TEL:03-6810-7160)