人権に関する取組み
方針
当社は、経営方針において「人権を尊重し、倫理を重んじて、誠実で公正な事業を行う」ことを定め、「人権の保護、尊重」を重要課題の一つにしています。
事業活動が人権への負の影響を引き起こすまたは助長する可能性があること、および当社グループの事業・商品・サービスと直接関連する人権への負の影響が生じる可能性があることを認識し、事業活動に関わる人々の人権を保護、尊重するために、2016年に「日本軽金属グループ人権方針」を定め、2023年には大幅な改定を行い人権の保護、尊重の取組みを推進しています。
●日軽金グループの人権方針
https://www.nikkeikinholdings.co.jp/csr/human-rights/0402.html
体制
当社は2022年11月に人権の保護、尊重の取組みをより一層推進するために、人権に関わりの強いコーポレートスタッフ統括室より人事と購買担当、サステナビリティ推進統括室よりCSRとコンプライアンス担当による「人権分科会」を発足させました。
人権分科会は必要に応じて適時開催され、活動計画の進捗状況報告や、人権の保護、尊重に関わる動向の情報共有が行われます。また活動結果についてはグループCSR委員会、グループ経営会議、取締役会へ報告されます。
計画
当社は2022年度から2024年度までの人権の保護、尊重の取組み計画を策定しています。取組み項目については法務省人権擁護局が発行した「ビジネスと人権への対応(概要版)」に記載されている3つの取組みと8つの施策分類をもとに当社対応計画を策定しました。
2023年度においては当初の予定に対して、実施の先送り、代替施策での対応を行った計画がありました。
次年度での確実な実施に向け、取組みを強化していきます。
2023年度の取組み
1 | 人権リスクの特定と評価 |
総じて人権侵害の発生頻度は低いと評価されましたが、ひとたび人権侵害が発生した場合の影響は非常に大きいため、2024年度はリスクの特定範囲を拡げ、影響を多角的に測るため、115の人権侵害ケースを「影響の範囲」「影響を受ける人数」「是正の難易度」「傷病・健康被害の有無」で構成される「深刻度」と「発生頻度」で評価を実施し、より詳細な人権リスクの評価を実施する予定です。
2 | 苦情処理メカニズムの整備 |
当社は2023年度において、人権方針の「8.苦情処理メカニズムの整備」の一環として、当社が関わるサプライチェーンにおける人権侵害に対する苦情処理支援並びに苦情受付窓口機能の提供を受けるため、JaCERに加入いたしました。
同機構への加盟により「国連ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠する非司法的な苦情処理プラットフォームである「対話救済プラットフォーム」の提供を受け、専門的な立場からの苦情処理の支援を受けることが可能になりました。また、苦情処理メカニズムの正当性の担保と苦情処理の実効性・効率性の向上が図られることで、当社による対話・救済が促進されます。
当社は人権に関する問題に真摯に向き合い、持続可能なビジネスを推進するためにJaCERと協力し、取組みを進めていきます。
●一般社団法人ビジネスと人権対話救済機構ホームページ 苦情通報フォーム
https://jacer-bhr.org/application/form.html
- 重要課題の特定ステップ
- トップメッセージ
- 価値創造プロセス
- 統合報告書/CSR報告書
- 事業を通じた取組み
- 新橋移転プロジェクト(2020年度特集)
- アルミでサステナブルな社会へ(2019年度特集)
- 想いをカタチに Through and Through Nikkeikin(2018年度特集)
- ツナグを創るNikkeikin(2017年度特集)
- 未来の扉をひらく異次元の素材メーカー(2016年度特集)
- ミライをつくるみんなの想い(2015年度特集)
- もっと快適に、もっと軽やかに、もっとアルミニウム(2014年度特集)
- 地球とあるみらい(2013年度特集)
- 地球がよろこぶDNA(2012年度特集)
- 組織統治
- ガバナンス
- 役員一覧、スキル・マトリックス
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- 環境方針、体制
- 活動計画および取組み実績
- 気候変動への対応 ~TCFDに基づく開示~
- 大気・水質保全
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- PRTR届出物質排出量
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- 持続可能な資源の利用
- 環境教育
- 環境会計
- 公正な事業慣行
- コンプライアンス
- サプライチェーンマネジメント
- 知的財産の保護
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- 製品含有化学物質管理
- 製品・サービスの適正表示に関する取組み
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- コミュニティへの参画及びコミュニティの発展
- 社会貢献の取組み
- 顕彰実績
- 雨畑ダム周辺地域における浸水対策について
- データ編