働きがいのある職場づくり
方針
当社グループは「働きやすさ」と「働きがい」の向上を目指し、社内環境整備に関する方針(社内環境整備方針)を定めています。この方針のもと、環境面の整備のほか従業員の働き方や仕事の充足感に資する施策を積極的に取り組んでいます。また、日軽金グループ行動理念に「ご安全に!」「やってみよう、やってみなよ」という標語(キャッチコピー)を掲げることで、従業員が日々の仕事の中で「安全」や「チャレンジできる職場づくり」を意識、実践する機会の促進を図っています。
社内環境整備方針
●全ての人財が健康で安全に働ける職場をつくります。●コミュニケーション豊かな安心と働きがいにあふれた職場をつくります。
●多様な価値観を尊重し全員が生き生きと働ける職場をつくります。
日軽金グループ行動理念
●ご安全に!仲間にケガをさせません。『笑顔で出社して笑顔で帰る職場』をつくります。
●やってみよう、やってみなよ
変化を恐れず『やってみよう、やってみなよ』を大切に、チャレンジできる職場をつくります。
(抜粋)
体制
職場環境改善や健康経営については、定期的に開催する主要グループ各社の人事担当部長会議で検討を行い、さらに年1回開催するグループ人事担当者会議で計画や成果を共有する体制を採っています。また、日軽金プライドや社会貢献プロジェクト活動は、グループ各社に対する積極的な呼びかけと社内報やイントラを活用した活動報告を継続することで、自発的な参加の促進を図っています。本活動にはグループ従業員と経営層が参画しており、会社や役職の垣根を越えたフランクな交流を通じ、グループで共に働く人たちの絆を広げる、深める体制を構築しています。
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働きがいのある職場づくり 体制図
マテリアリティ目標、実績

計画
日本軽金属㈱は2023年度に「従業員意識調査」を開始し、従業員エンゲージメントスコアの把握をスタートしました。本取組みは2024年度にグループ会社へ展開し、職場単位またはグループ全体の傾向と課題を把握することで、従業員エンゲージメントの向上施策に取り組みます。
職場環境改善・健康経営
福利厚生の充実による働きやすい職場環境づくりを推進する目的で、グループ各社の福利厚生投資計画の集約と情報共有を行っています。好事例企業の実地見学など、グループ全体で職場環境の改善促進を図っています。また、「働きやすさ」と「働きがい」のある職場づくりは、そこで働く従業員の心身の健康がベースとなることから、グループ各社で健康経営の導入を計画しています。

日軽金プライド・社会貢献プロジェクト
日軽金プライドは従業員が「日軽金グループで働いてよかった」と思い、日軽金グループで働くことへの誇りや愛着を醸成することを目的に始動しました。グループ各社で働く従業員がチーム日軽金で働くことに誇り(プライド)を抱くような活動にしたいという考えから「日軽金プライド」と名付けました。現在は社会貢献プロジェクトと連動し、イベントにおける地域社会との交流や車いすラグビー※の応援活動などを通して、グループの魅力が従業員とその家族に伝わる活動を進めています。また、2021年に制作した当社グループの公式キャラクター「アムル」と「ルミナ」については、従業員によるデザインでLINEスタンプを制作するなど、皆様に愛されるキャラクターとして育てています。

※ 当社グループは一般社団法人日本車いすラグビー連盟とオフィシャルパートナー契約を締結しています。
2023年度の取組み
職場環境改善
2023年度の福利厚生投資計画に対する進捗は、主要グループ18社の投資計画644百万円に対し、実績は354百万円となりました。2024年度の投資計画はグループ18社518百万円となっています。2023年度の取組み事例として、日軽産業㈱は建設部門の三保事業所(設備環境グループ)事務所を環境配慮型建屋に改築し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認定を取得しました。「居住性と省エネルギーを両立し次世代に向けた建物」というコンセプトのもと、省エネ・創エネに加え、そこで働く従業員の快適性・生産性の向上に寄与する建屋となっています。あわせて日軽産業㈱は、ZEB化の建築設計を行う法人として「ZEBプランナー」、およびZEB事例を有するオーナーとして「ZEBリーディング・オーナー」の登録認定を受けました。
健康経営
日本軽金属㈱は2024年3月に「健康経営優良法人2024」に認定されました。栄養バランスを配慮したランチの提供や労使連携のウォーキングイベントの開催など、事業所の特性に合った施策を実施しました。また、健康経営推進の一環として、日軽エムシーアルミ㈱は2024年2月に「ホワイト企業認定」を取得しました。
日軽金プライド・社会貢献プロジェクト
2023年度は車いすラグビー日本代表の池崎大輔氏※とコラボレーションしたイベントを多く開催しました。2023年8月に新橋オフィスにおいて「ファミリー社内見学会」を開催しました。グループ従業員と家族(お子様)あわせて71人が参加し、オフィス見学や食堂メニューをアレンジしたランチ会、池崎氏との交流会を実施しました。また、2023年11月に日本軽金属㈱名古屋工場では4年ぶりとなる「日軽バザール」を開催し、従業員と家族、地域住民の皆様あわせて約1,700人が来場しました。本イベントは池崎氏による講演会やタックル体験会を行うなど、地域社会とのつながりの創出とダイバーシティ&インクルージョン促進の場となりました。
※ 日本軽金属㈱は池崎大輔氏とオフィシャルパートナー契約を締結しています。
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ファミリー社内見学会 |
2023年度の取組みの評価と今後の対応について
職場環境改善
福利厚生投資計画について、必要な投資は実施しているものの、案件見直し等の影響により2023年度は計画を下回る実績となりました。中長期の投資計画について「働きやすさ」に直結する職場環境改善のニーズは高まり続けると認識しています。施設や建屋を単なる「箱」としてではなく、従業員が自発的に集まりたくなる「場」となるよう、蒲原研修センターの改築(p.73「計画」参照)を一つの起点として職場環境のさらなる整備を進めていきます。
健康経営
グループにおける健康経営の取組みは着実に進んでいます。日本軽金属㈱では健康関連の目標指数の設定・公表を予定しています。今後も事業所毎の健康増進に向けた施策の実施や健康経営に関する認定取得を促進し、経営戦略の一つとして健康経営を捉え、幸せに満ちた理想の職場づくりに取り組みます。
日軽金プライド・社会貢献プロジェクト
新型コロナウイルスにより凍結していた活動の再開とイベントの拡充により、2023年度は多くのグループ従業員が各種活動に参加しました。2024年度はパリパラリンピックのイベントおよび活動拠点の拡大を計画しています。社会に貢献する喜びを多くの従業員に広め、すべての従業員が日軽金グループで働いていることに幸せを感じるよう、日軽金プライドを浸透させていきます。
- 重要課題の特定ステップ
- トップメッセージ
- 価値創造プロセス
- 統合報告書/CSR報告書
- 事業を通じた取組み
- 新橋移転プロジェクト(2020年度特集)
- アルミでサステナブルな社会へ(2019年度特集)
- 想いをカタチに Through and Through Nikkeikin(2018年度特集)
- ツナグを創るNikkeikin(2017年度特集)
- 未来の扉をひらく異次元の素材メーカー(2016年度特集)
- ミライをつくるみんなの想い(2015年度特集)
- もっと快適に、もっと軽やかに、もっとアルミニウム(2014年度特集)
- 地球とあるみらい(2013年度特集)
- 地球がよろこぶDNA(2012年度特集)
- 組織統治
- ガバナンス
- 役員一覧、スキル・マトリックス
- 株主・投資家との対話
- 内部統制
- リスク管理
- 情報セキュリティ
- 社外取締役インタビュー
- 人権
- 人権方針
- 人権に関する取組み
- ダイバーシティ&インクルージョン
- 労働慣行
- 安全衛生
- 人財戦略
- 人財の確保、育成
- 働きがいのある職場づくり
- 環境
- 環境方針、体制
- 活動計画および取組み実績
- 気候変動への対応 ~TCFDに基づく開示~
- 大気・水質保全
- 廃棄物削減と再利用の取組み
- PRTR届出物質排出量
- 生物多様性保全
- 持続可能な資源の利用
- 環境教育
- 環境会計
- 公正な事業慣行
- コンプライアンス
- サプライチェーンマネジメント
- 知的財産の保護
- 消費者課題
- 品質マネジメントシステム
- 製品含有化学物質管理
- 製品・サービスの適正表示に関する取組み
- 分析・試験体制
- ISO9001取得状況
- コミュニティへの参画及びコミュニティの発展
- 社会貢献の取組み
- 顕彰実績
- 雨畑ダム周辺地域における浸水対策について
- データ編