働きがいのある職場づくり
方針
当社グループは「働きやすさ」と「働きがい」の向上を目指し、社内環境整備に関する方針(社内環境整備方針)を定めています。また、日軽金グループ行動理念に「ご安全に!」「やってみよう、やってみなよ」という標語(キャッチコピー)を掲げることで、従業員が日々の仕事の中で「安全」や「チャレンジできる職場づくり」を意識、実践する機会の促進を図っています。
社内環境整備方針
●全ての人財が健康で安全に働ける職場をつくります。●コミュニケーション豊かな安心と働きがいにあふれた職場をつくります。
●多様な価値観を尊重し全員が生き生きと働ける職場をつくります。
日軽金グループ行動理念
●ご安全に!仲間にケガをさせません。『笑顔で出社して笑顔で帰る職場』をつくります。
●やってみよう、やってみなよ
変化を恐れず『やってみよう、やってみなよ』を大切に、チャレンジできる職場をつくります。
(抜粋)
体制
「働きがい」のある職場づくりは、グループ各社の職場単位での取組みが大きい一方、当社グループとしてはグループ全体の視点から「従業員の幸せ」につながる取組みも展開しています。職場環境改善や健康経営については、定期的に開催する主要グループ各社の人事担当部長会議で検討を行い、さらに年1回開催するグループ人事担当者会議で計画や成果を共有する体制を採っています。また、「日軽金プライド」や「社会貢献プロジェクト」活動は、グループ各社に対する積極的な呼びかけと社内報やイントラを活用した活動報告を継続することで、自発的な参加の促進を図っています。本活動にはグループ従業員と経営層が参画しており、会社や役職の垣根を超えたフランクな交流を通じ、グループでともに働く人たちの絆を広げる、深める体制づくりに注力しています。
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働きがいのある職場づくり 体制図
計画
職場環境改善・健康経営
当社グループでは、福利厚生の充実による働きやすい職場環境づくりを推進する目的で、2020年度からグループ各社の福利厚生投資計画を集約し情報共有を行っています。グループ内好事例の実地見学、他社施設見学を実施し、担当者間で計画の進捗状況を確認することで、グループの職場環境の改善促進を図っています。また、「働きやすさ」と「働きがい」のある職場づくりは、そこで働く従業員の心身の健康がベースとなることから、グループ各社で健康経営の導入を計画しています。
日軽金プライド・社会貢献プロジェクト
従業員エンゲージメントをグループ横断的に高める活動としては、「日軽金プライド」「社会貢献プロジェクト」活動を計画しています。日軽金プライドは、従業員が「日軽金グループで働いてよかった」と思い、日軽金グループで働くことへの誇りや愛着を醸成することを目的に2020年に始動しました。グループ従業員の家族を対象としたファミリー社内見学会の開催やグループチームが参加する富士登山駅伝への応援活動など、グループの魅力が従業員とその家族に伝わる活動内容を企図しています。また、2023年はエンゲージメントサーベイの活用による「働きがい」の定量化を計画しており、KPIに基づく「働きがい」づくりのグループ推進を図ります。
社会貢献プロジェクトでは、当社グループは2020年4月に一般社団法人日本車いすラグビー連盟と公式パートナー契約を締結しました。車いすラグビーの応援活動を通じ、障がい者スポーツへのグループ従業員の参画によるグループエンゲージメントの強化とダイバーシティ&インクルージョンの理解深耕に努めています。
※ 国内主要グループ18社の主な案件計
2022年度の取組み
職場環境改善
各社投資計画に関しては、①2022年度の計画に対する進捗、②2023年度の投資計画、③中長期の投資計画の3点について国内主要グループ会社18社の情報を集約、共有しました。①2022年度の計画に対する進捗については、コロナ禍による案件の延期等が一部あったものの、グループ18社の投資計画487百万円に対し、実績は544百万円となりました。計画の前倒しのほか、求人難を背景に従業員ニーズを汲んだ職場環境改善が増加し、計画を超過した実績となりました。②2023年度の投資計画については、グループ18社644百万円を計画しています。また、③中長期の投資計画については、重要課題に「働きがいのある職場づくり」を掲げていることや人財の採用や定着に対する課題などから、グループ各社の改善に対する意識、取組みは着実に高まっており、投資は増額傾向になると見込んでいます。その一方で、高度経済成長期建築物の老朽化対応やダイバーシティ&インクルージョン推進による多様な人財の就業増加を見据えた環境整備等の対応が必要になってくると認識しており、新しい課題についても検討しています。
2022年11月に開催した福利厚生施設見学会では、グループ11社24人が参加し、実地見学および意見交換会を実施しました。2019年度に全面改装を行った日本軽金属㈱名古屋工場の食堂施設や独身寮、テニスコートの見学を行い、グループ各社が意見交換をすることで好事例の共有とグループ各社の職場環境改善に関する「気づき」と「学び」の場となりました。従業員の作業環境に関する改善事例として、アルミニウム合金鋳造品を製造する日軽松尾㈱では、炉から金型鋳造機へ配湯・注湯する工程においてロボット給湯機を導入しています。また、この技術を応用して新たにロボットを連携させたラインを構築し、切断からバリ取り、エックス線検査の一連の作業を自動化しました。これにより作業者の負荷軽減ならびに省人化による業務量削減が実現したほか、サイクルの短縮や品質安定化など生産効率の向上にもつながっています。
ロボット連携ライン |
健康経営
2023年3月に㈱東陽理化学研究所が「健康経営優良法人2023(中小規模法人部門)」に認定されました。
健康増進への主な取組みとして「人間ドック費用無償化(35歳以上の従業員)」「インフルエンザワクチン無償化(全従業員)」「有給休暇の取得推奨施策(入社時20日付与、時間単位取得可、申請電子化)」が評価されました。今後は、グループ内の認定取得を推進するなど、経営戦略の一つとして健康経営を捉え、従業員エンゲージメントと生産性を高めることで企業価値向上を目指します。
日軽金プライド
2022年度はコロナ禍による活動凍結が継続しましたが、2023年度の再開を目指し新たな取組みを検討しています。グループ従業員の家族(お子様)を対象とした「ファミリー社内見学会」では、移転集約後の初開催となる本社での実施や「社会貢献プロジェクト」と連動した取組みを計画しています。「富士登山駅伝大会の応援」活動では、応援にあわせたグループ事業所・施設見学会の内容を充実させることで参加者を増員し、グループにおける「日軽金プライド」活動のさらなる進展を図ります。
社会貢献プロジェクト
コロナ禍においては多くの活動が見送りを余儀なくされていましたが、2022年度は規模を縮小しながら段階的に活動を再開しました。
2022年11月に開催された日本車いすラグビー連盟主催による国際車いすラグビー大会「2022 SHIBUYA CUP」では、グループ各社に団体観戦メンバーの募集を行い、当社グループ従業員とその家族32人が観戦しました。大会ボランティアの公募にはグループ従業員6人が参加し、観戦者・ボランティア参加者からは「グループで社会貢献活動に取り組むことで『チーム日軽金』を実感することができた。」などの感想が多く寄せられました。また、2023年3月に日本軽金属㈱は車いすラグビー選手・池崎大輔氏とスポンサー契約を締結し、「池崎大輔オフィシャルパートナー」となりました。今後は池崎氏とコラボレーションをしながら、グループ従業員向けの研修や地域行事への参加などを計画しています。
国際車いすラグビー大会 「2022 SHIBUYA CUP」 |
これらの諸活動を通じて、「働きがいのある職場づくり」の重要性をグループ全体に浸透させていき、グループの経営に資する「従業員の幸せ」を追求していきます。
- 重要課題の特定ステップ
- トップメッセージ
- 価値創造プロセス
- 統合報告書/CSR報告書
- 事業を通じた取組み
- 新橋移転プロジェクト(2020年度特集)
- アルミでサステナブルな社会へ(2019年度特集)
- 想いをカタチに Through and Through Nikkeikin(2018年度特集)
- ツナグを創るNikkeikin(2017年度特集)
- 未来の扉をひらく異次元の素材メーカー(2016年度特集)
- ミライをつくるみんなの想い(2015年度特集)
- もっと快適に、もっと軽やかに、もっとアルミニウム(2014年度特集)
- 地球とあるみらい(2013年度特集)
- 地球がよろこぶDNA(2012年度特集)
- 組織統治
- コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
- コーポレート・ガバナンス強化の変遷
- コーポレート・ガバナンス体制の概要
- 取締役会の実効性評価
- 役員報酬の制度設計
- グループガバナンス
- 政策保有株式
- 役員一覧、スキル・マトリックス
- 株主・投資家との対話
- 内部統制
- リスク管理
- 情報セキュリティ
- 社外取締役インタビュー
- 人権
- 人権方針
- 人権に関する取組み
- ダイバーシティ&インクルージョン
- 労働慣行
- 安全衛生
- 新型コロナウイルス対応
- 人財戦略
- 人財の確保、育成
- 働きがいのある職場づくり
- 環境
- 環境方針、体制
- 活動計画および取組み実績
- 気候変動への対応 ~TCFDに基づく開示~
- 大気・水質保全
- 廃棄物削減と再利用の取組み
- PRTR届出物質排出量
- 生物多様性保全
- 持続可能な資源の利用
- 環境教育
- 環境会計
- 公正な事業慣行
- コンプライアンス
- サプライチェーンマネジメント
- 知的財産の保護
- 消費者課題
- 品質マネジメントシステム
- 品質監査
- 製品含有化学物質管理
- 製品・サービスの適正表示に関する取組み
- 分析・試験体制
- ISO9001取得状況
- コミュニティへの参画及びコミュニティの発展
- 社会貢献の取組み
- 顕彰実績
- 雨畑ダム周辺地域における浸水対策について
- データ編